一口に薄毛といっても、原因は様々。
男性だけではなく、最近は女性にも薄毛の進行が多くなってきています。
主な原因は
- 男性ホルモン
- 遺伝
- 血行不良
- 生活習慣
- ストレス
- 外的要因
男性ホルモン
男性ホルモンとは、女性にも存在するホルモンです。
男性ホルモン自体は脱毛症状に直接関与しませんが、男性ホルモンと皮脂の中にある5αリダクターゼと混じり合うことで5α-DHTという物質に作りかえられてしまいます。
この5α-DHTが、受容体(レセプター)にはまってしまうと、ヘアサイクルが乱れ髪の毛の成長を止めてしまったり髪の毛が成長前に抜けてしまったりする原因です。
遺伝
脱毛しやすい体質は遺伝しています。
5α-DHTを受け取る受容体(レセプター)をたくさん持っているか・持っていないかによって脱毛しやすい体質は遺伝しやすいのです。
血行不良
毛根部分には血管や神経が通っているので、血液が滞ると髪の毛を作るための栄養や酸素が運ばれないんです。
今まで診断してきた中で脱毛症状が進行している方は、必ずといっていいほど頭皮が薄く硬いです。
頭皮に弾力がなく圧迫された状態や、乾燥により頭皮が適度な水分量が保たれていないなど。
髪の毛に繋がっている毛細血管は髪の毛の10分の1ほどしかない細さ。
そんな細い血管から栄養や酸素を十分に取り込もうとすると血液の循環不良は脱毛の要因となってしまいます。
生活習慣
ライフサイクルは人それぞれ。
- 仕事が理由で昼夜逆転生活を行なっている
- 一日中デスクワークで座りっぱなし
- または仕事の合間の休憩が少なく早食い体質
- ヘルメットや帽子を常に着用している
- シャンプーはあまりしない
などなど。
血行不良や頭皮環境を悪化してしまう要因も多かったりします。
他にも食生活や睡眠サイクル、要因はたくさん。
そんな毎日のサイクルの中に脱毛を進行してしまう要因が隠れていることも。
ストレス
ストレスがかかると、自律神経が乱れてしまい血液の循環が機能しにくくなります。血管が萎縮してしまうことで血液を流す道が細くなります。
血液が毛母細胞にまで届かないことで、髪の毛の成長を遅らせたりストップしてしまいます。
外的要因
シャンプーだけでなく髪の毛をセットする際に使うワックスやスプレー、花粉やほこりなどの頭皮への付着。
汚れを日々のシャンプーでしっかり取りきれていないとさまざまな要因で、頭皮トラブルを招きやすい環境ができてしまいます。
脱毛原因には遺伝が大きく関わっていますが、必ずしも身近なお父さんやおじいさんが脱毛していれば、進行してしまうというわけでもありません。
あきらめずに、日々の生活習慣や洗髪などを見直すことでも進行は穏やかになります。