ドライヤーって、あててもいいんですか?
ドライヤーは、洗髪後、必ずあてて下さい。
髪に良くないってよく聞くので、自然乾燥していました。
たくさんの方に、ドライヤーについての、ご相談をいただきます。
今回は、ドライヤーを行った方がいい理由と、あて方についてのポイントを解説していきますね。
ドライヤーを行った方がいい理由
雑菌が増殖しやすい
髪の毛は毛根部分で細胞分裂によって作られ、上に押し上げられることによって水分を失って作られます。
毛根部分では、常に新しい細胞が生まれています。
その際に皮膚が新しく生まれ変わってできる『フケ』や毛根の中にある『皮脂』も一緒に上に押し上げられてきます。
フケは出ては良くないものだと思うかもしれませんが、決してそうではありません。
健康な方でも毎日皮膚が生まれ変わっている為、フケはあるのは普通です。
健康な状態だとある程度の皮脂が頭皮を守っているため、フケは落ちてきません。
このフケや皮脂をシャンプーで落とすのですが、全ては取りきれないんです。
シャンプーで落としきれなかった残ったフケや皮脂は頭皮が濡れた状態だと、雑菌が増殖しやすくなってしまいます。
せっかくシャンプーで綺麗に落としてもまた雑菌が増殖してしまっては、頭皮環境が悪くなってしまいます。
できるだけ濡れた状態にせずに、洗髪後はすぐにドライヤーで頭皮を乾燥させてあげましょう。
頭皮の萎縮
冬は空気の乾燥・夏場はクーラーなどでの乾燥。
一年中皮膚は乾燥しやすい状態にさらされています。
頭皮は血液が流れているので頭皮が冷たくなってしまうと、血管の萎縮が起こり、成長のために必要な栄養が届きにくくなります。
頭皮が乾燥してしまうほどドライヤーをあて続けるのは良くありませんが、頭皮をしっかりと乾かしてあげることは非常に重要です。
注意点
髪の毛は毛根部分で細胞分裂によって作られ、上に押し上げられることによって水分を失っていきます。
その為髪の毛の部分は細胞の分裂は終わっている部分であり、その証拠に髪の毛を切っても痛みはありません。
髪を引っ張ると毛根部分は神経や血管が繋がっているため痛みがあります。
髪の毛の部分は乾燥してしまったりキューティクルが痛むと元には戻りません。
ドライヤーを長時間当て過ぎてしまうと、髪の毛は傷んでしまうので注意が必要です。
頭皮も熱い温度で長時間当てると乾燥の原因になります。
正しいドライヤーの当て方
しっかりくしで溶かしてから
ドライヤーの温度は、低温モードやスカルプモードにする(なければ、弱風)
頭皮から乾かす
ドライヤーの吹き出し口と頭皮の距離は20センチ以上あける
髪の生えている方向を意識して、上から下に乾かしていく
頭皮が乾いたら、髪の毛を乾かす
濡れたままで放置してしまうと地肌の環境が悪くなってしまうため、
お風呂から出たらできるだけ早くドライヤーを当るようにしましょう。