年齢や印象・パサパサは年齢増にみえてしまいます。
髪の毛は、見た目の印象を大きく決定づけるものです。
白髪だけではありません。
髪の艶です。
突然ですが、質問です。
右側の女性、左側の女性、どちらが若く見えますか?
答えは、、
どちらも同年代の女性です。
しかし右側の女性の方が、髪のダメージが少しありパサパサした感じが見受けられます。
白髪や薄毛でなくても、パサついていることで年齢の印象がずいぶんと変わってしまいます。
若くして白髪が出来やすい方もいらっしゃいますが、日本人の平均は35歳ごろから白髪が増え始めると言われています。
白髪が増えてきたら、美容院や市販の白髪染めをする方が多いと思いますが髪のパサツキの原因だったりします。(ヘアカラーでも同様)
白髪染めを使い続けるとどうなるか
長年、白髪染めを行ってきた髪の毛は、どうしても髪のダメージを受けています。
一般的に市販されているカラー剤や白髪染めは1剤と2剤を混ぜ合わせて染めていきます。
アルカリ剤で髪の毛のキューティクルを剥がして、隙間に酸化染料を入れることで髪の毛に色を入れるのです。
細胞分裂でできた髪の毛は、一度キューティクルを剥がしてしまうと元には戻りません。
2週間から1か月もすれば、日々のシャンプーで髪の毛に入った色が抜けてしまい、白髪が露見してきます。
そうなると、また髪の毛を剥がして色を入れる。
ずっと、髪の毛がきれいになることはありません。
繰り返し染め続けた髪の毛は、傷んでしまいトリートメントで一時的に補修しても、キューティクルが剥がれてしまって補修剤を保つ事ができません。
キューティクルが剥がれることで、パサパサしてしまうのです。
今まで見てきた経験
白髪染めを長年使い続けた方の頭皮は、薄毛に悩んでいる方に比べて特徴的な頭皮をしています。
乾燥はしているけど、皮が柔らかい訳ではなく硬いのです。
皮が厚く、少しゴムのような感覚があります。
色は日焼けもあるとは思いますが、カラー剤の色で、褐色化していて茶色い色をしています。
髪の毛に化学的な反応を起こしているのですから、頭皮にも影響がないわけではありません。
髪の毛はキュキュしていて扱いにくく、頭皮も老化しているため髪の毛が生える環境は整いません。
白髪の人は禿げにくいと噂はありますが、実際は根拠はありません。
今まで見た経験からいうと、太さはあるけど、新毛が生えにくい頭皮環境といえます。
白髪で悩んでいて、解消するために白髪染めをおこなって、髪の毛が薄くなっては困ります。
身近にも祖母(87歳)が昔、よく白髪染めを行っていました。白髪染めをやめた祖母の髪は真っ白になっていました。
髪の毛のキューティクルを長年剥がし続けたことで、元気な髪の色も抜けやすく進行のスピードもあがってしまいます。
毛髪診断士のおすすめする2つの白髪ケア
白髪の悩みを解消するために、いつも2つのことをアドバイスしています。
1. 頭皮のマッサージを行うこと
髪の毛の色は、元々は無色透明です。
毛根部分でメラニン色素を取り込むことによって色がつきます。
頭皮の血液循環が悪かったり、皮膚が硬いとメラニン色素を取り込む力がありません。
マッサージを行ってあげることで、頭皮全体の活性化を促してくれます。
2. 白髪染めではなく、白髪染め用トリートメントにすること
白髪染めはどうやって髪を染めているのか?はさきほどお話ししましたが、
髪の毛を剥がして色を入れる方法ではなく、
髪の毛をコーティングして色をのせる方法です。
少し皆さんから聞く声は、染まりにくい、すぐにとれるなど。。。
しかし、白髪染めとは違う構造で染めているため、どうしてもしかたないのです。
白髪染めはすぐに色が染まって、色も多く出ています。
トリートメントは数日使い続けることによって徐々に染まっていくものなので、時間はかかります。
でも数年後の髪の毛の艶や、頭皮のダメージを減らしてあげられると考えれば今はこの方法しかないように感じます。
美容室の方などには、このアドバイスは嫌がられてしまうのですが。あくまでも個人の意見はヘアトリートメントで染める方法をおすすめします。
ヘアトリートメントはどんなものがいいのか?
- 合成科学物質が入っていない
- 髪の毛の艶、パサツキに対応しているもの
- 使い続けても安全
- 最低、カラーは3色展開は欲しい
- 自然な仕上がり
5つの点をクリアしているトリートメントタイプの白髪染めです。
わたしがおすすめするヘアートリートメント
ROOT VANISH (個人的にはこちらがおすすめ)
ノンシリコン、11の成分無添加。
髪へのやさしさを追求した「ROOT VANISH 白髪染めカラートリートメント」
レフィーネ(こちらも根強い人気)
ROOT VANISHもレフィーネもヘアトリートメント選択基準5点が入っているものです。
あとは、カラーなどのお好みになると思います。
まとめ
いままでヘナ(自然染料)などもアドバイスしましたが、髪の毛がパサついたり草木の色染めなので緑っぽい色になってしまうなどもあったため、トリートメントに統一することにしました。
今まで白髪染めをおこなっていた方には、物足りなさがあるかもしれませんが、いつまでも若々しい髪の毛と頭皮の為に、切り替えてあげましょう。