髪の毛にも紫外線予防が必要です

毛髪診断士15年。今までに2万人以上の方への診断を行ってきました。
きれいな髪の毛を生やす上でも、重要な紫外線対策についてお話ししていきます。

みなさんは、髪の毛のUV対策されていますか?
髪の毛もお肌同様、紫外線によるダメージがあります。
髪の毛には、顔よりも2〜3倍の紫外線が降り注いでいます。
髪の毛を構成しているのはケラチンが大部分です。
ケラチンにはアミノ酸が必要ですが、紫外線を浴びると、髪の毛を構成しているアミノ酸が酸化し別の物質に変わることが分かっています。
春から夏にかけては紫外線量が特に多く、秋口に髪の毛のダメージが出てきやすくなります。
髪の毛が紫外線を浴びると…
・ ヘアカラーが色褪せやすい
・ 濡れた状態で紫外線を浴びると赤色化しやすい
・ 頭皮も乾燥やシワ→顔にもたるみができやすい
・ メラノサイトが破壊され白髪ができやすい
雨の日でも30%近くの紫外線を浴びます。完全に無くなることはないのです。
日陰にいても、紫外線には、散乱光があり空気などに触れて分散してしまうので安心できません。
コンクリートや壁などの反射光も同様です。
紫外線は目に見えないですが、肌や髪の毛への影響は目に見えて数ヶ月後〜数年後に渡り出てきます。
一年中、どんな天気でも紫外線対策を行うようにしましょう。
髪の毛のダメージを防ぐ紫外線対策
帽子を被る
長時間帽子を被ることは頭皮への圧迫で血流が滞りやすいのでおすすめではありません。しかし外にいる間は、紫外線によるダメージの方がリスクがあるので帽子で防ぎましょう。
できるだけ、遮光率が高いものを選ぶことがポイント。
日傘を使用する
頭の上から降り注ぐ紫外線を、日傘で遮断してあげましょう。
紫外線を出来るだけ多く遮断できる、遮光率の高い日傘を選びましょう。
ヘアオイルを使用する
ヘアオイルで髪の毛をコーティングしてあげましょう。
髪への乾燥などのダメージを減らすことができる上にヘアセット剤としてもおすすめ。

UVスプレーを使用する
髪の毛全体に付けられるので、反射光や散乱光からも直接、髪の毛をガードしてくれます。
帽子被った方がいいと言われてもファッション的に合わない時やTPOによって適さない場合もあると思います。
スプレーであれば、ダウンスタイルでもアップスタイルでも吹き付けることができるので、とっても便利です。
髪の毛自体をコーティングしてくれるので、反射光や散乱光にも対応できる点でUVスプレーは万能です。
わたしは、洗髪後とヘアセットにヘアオイル。外出の15分前にUVミストに日傘を使用。
(日焼け止めの効果が発揮されるまでには、15分ほどかかると言われています)
UVミストは、ラ ロッシュ ポゼとナプラ両方を香りが違うので使い分け!
薄毛や抜け毛が気になっている方へは、UVスプレー+帽子か日傘も必ず準備するようにアドバイスしています。
ナプラは香りの種類が、5種類あって、自由に3本の香りを選べるのもお気に入りの点です。
ラ ロッシュ ポゼとナプラ共にSPF50+ PA++++なので、UVA・UVB共に最高値。
紫外線から髪の毛を守る まとめ
一度、紫外線でダメージを受けてしまった髪の毛は、残念ながら修復されることはありません。
髪の毛を切ってしまわない限り復活はありませんので、お肌と同様に紫外線対策を行なってあげてください。

紫外線は、目に見えないものなのでケアも疎かになりがちですが、ダメージは3ヶ月後には表れてきます。その時に慌ててケアをしても、再生されるわけではないので、今日からでもいいので、紫外線から髪の毛を保護してあげてくださいね。